Date: 9月 24th, 2016
Cate: 日本のオーディオ
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日本のオーディオ、これから(ブームだからこそ・その5)

日本唯一のレコードプレスメーカー東洋化成のエンジニアにレコードの疑問について聞いてみた」という記事が、
今年5月に公開された。

記事が公開されたsoundropeというサイトは、このとき知った。
facebookで、この記事をシェアしている人がいたから知ることができた。

タイトルに「疑問」とある。
ということは、あの疑問について東洋化成にストレートに訊ねるのかと期待した。
結果は期待外れだった。

といってはsoundropeのスタッフの方たちに失礼だろうが、
それでも期待外れであり、タイトルに「疑問」とつけたのだから、
疑問についてきいてみるべきであろう。

東洋化成にアナログのマスターレコーダーがないことは、
オーディオ関係の人ならば、かなり多くの人が知っている。
オーディオ業界で働いていない私でも、けっこう前から知っていたことである。

soundropeの人たちがどういう人なのかは知らないが、
少なくともサイトを運営して、東洋化成を訪問して記事をつくるぐらいだから、
オーディオの素人であろうはずがない。

ならばsoundropeの人たちも、東洋化成にマスターレコーダーがないことは知っていたであろう。
仮に知らなかったとしても、アナログディスクの製作過程を知る人ならば、
取材の段階でマスターレコーダーがないことにすぐに気づくはずだ。

知らなかった、気づかなかった……、はお粗末すぎる。
東洋化成にアナログのマスターレコーダーがないことは、
soundropeの人たちは知っていた、気づいていたはずだ。

そのうえでタイトルに「疑問」という言葉をいれたのだろうか。

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