附録について(その5)
ひさしぶりにステレオサウンドを購入しようと思っていた。
附録のカレンダーにつられて、である。
でも、ステレオサウンド 197号の目次をインターネットで確認すると、
「付録カレンダーの組み立て方」とある。
組み立てるカレンダーなのか、少しいやな予感がしていた。
書店に行き197号を手にした。
49号についていた卓上カレンダーのイメージで、197号を手にしたわけだが、
えっ、と思った。パラパラとページをめくっていくと、最後にカレンダーがついていた。
こういうことだったのか、とがっかりした。
49号の卓上カレンダーがどういうモノだったのかは、こまかなことは憶えていないが、
今回のようなモノではなかったことだけは確かだ。
安っぽさは、49号の附録であった卓上カレンダーにはなかった(はずだ)。
197号のカレンダーは附録なのだろうか、
おまけにしか思えなかった私は、買わずに書店を出た。
言葉の意味としては、附録もおまけも同じとしても、
言葉のニュアンスとして、微妙に違うところを感じる。
一年後の201号にも、卓上カレンダーの附録をつけてくるのだろうか。
それとも創刊50周年にむけての今回だけの附録(おまけ)だったのか。
もし201号にもつくのであれば、附録としての卓上カレンダーをつけてほしい。