夏の終りに(情熱とは・その1)
情熱とは? なんだろうと考えることがないわけではない。
オーディオへの情熱を持っているのだろうか、という自問自答とセットでもある。
情熱を辞書でひくと、
激しく高まった気持ち。熱情。
そう書いてある。
だから熱情を、ひく。
物事に対する熱心な気持。情熱。
そう書いてある。
熱心について、また辞書をひく。
物事に情熱をこめて打ち込むこと。心をこめて一生懸命すること。また、そのさま。
そう書いてある。
ここでの物事は、オーディオ、そして音楽をいうことになる。
つまりは、オーディオに激しく高まった気持ちをこめて打ち込むこと、となる。
「激しく高まった気持ち」を、オーディオに対して一度も持ったことがない、とはいわないが、
「激しく高まった気持ち」を、常に、今も持ち続けている、とはいえない。
情熱とは? と考えるときに思い浮べる人がいる。
そのひとりが、マルコ・パンターニだ。