オーディオ評論をどう読むか(黒田恭一氏のことば)
《いまは、恥じらいなどというものがまるでない、しったかぶりと自己宣伝全盛の時代である。》
ステレオサウンド 61号(1981年12月発売)、
黒田先生の「さらに聴きとるものとの対話を 内藤忠行の音」に、こう書かれている。
34年前のことだ。
《いまは、恥じらいなどというものがまるでない、しったかぶりと自己宣伝全盛の時代である。》
これだけだったら、現在を語ったものだと、多くの人が思うことだろう。
《いまは、恥じらいなどというものがまるでない、しったかぶりと自己宣伝全盛の時代である。》
これだけだったら、現在のオーディオ評論と呼ばれているもののことだと、思う人もいることだろう。