バターのサンドイッチが語ること、考えさせること(その2)
瀬川先生がバターのサンドイッチをつくられていたころといまとでは、
入手できるバターの数はそうとうに多くなっているであろう。
高級食材を扱うスーパーもいくつかあるし、
インターネットでの通販もある。
バターの選択肢は、どの程度かはわからないけれど、確実に増えている。
瀬川先生が生きておられたころ、
いまのようにオーディオ・アクセサリーはそれほど登場していなかった。
ケーブルにしても、こんなにもメーカーの数が増え種類も増えるとは思えなかったし、
その他のアクセサリーに関してもそうだった。
いまアクセサリーの選択肢は相当に増えている。
そのこと自体はけっこうなことといえるだろう。
選択肢が増えたことで、
オーディオの想像力の欠如が少しずつ浮び上ってきているように感じてもいる。