JBL PROFESSIONALの現在(その2)
JBL PROFESSIONALのM2は、2013年1月に発表されたスタジオモニターである。
二年前の製品の存在にいまごろ気づいて、遅れて昂奮している。
つまりヒビノのサイト、それからJBL PROFESSIONALのサイトにも二年以上アクセスしていなかったわけだ。
これといったはっきりとした理由はなかったけれど、
JBL PROFESSIONALのサイトをみると、
スタジオモニターとして、いまだにControlシリーズが現役として残っているのがわかる。
(ヒビノでは扱っていないようだが)
それにM2以前の大型スタジオモニターであったDMS1のイメージが芳しくなかったのも影響している。
14インチ口径のウーファーのダブル試用の2ウェイのシステムだったDMS1がどういう音だったのかは知らない。
実物を見る機会はなかったけれど、写真を見て、その音を聴きたいとは一度も思わなかった。
JBL PROFESSIONALのスタジオモニターから輝きが消えてしまったように感じていた。
4320から始まったJBL PROFESSIONALのスタジオモニターは、4343をピークに、ほんとうに輝いていた。
いまでは”Studio Monitor”は、4300シリーズの型番の一部になってしまった感がある。
だからといって、現在の4300シリーズがダメだとは思っていないが、
JBL PROFESSIONALではなくJBLブランドのスピーカーシステムに、4300シリーズの型番をつけるのは、
そろそろ終りにしてほしい、と思う。
もしくは4300シリーズの型番を続けるのであれば、スタジオモニターは謳わない方がいいようにも思う。
そのくらいに、JBL PROFESSIONALのM2の登場に昂奮している。
4320が登場した時に、当時のオーディオマニアが体験してであろう昂奮は私は世代的に味わえなかった。
けれど、いまM2によって、同じレベル(もしかするとそれ以上の)昂奮を味わえるような気がしてならない。