JBL PROFESSIONALの現在(その1)
いまもJBLの4300シリーズのスピーカーシステムは売られている。
JBLの輸入元であるハーマンインターナショナルのサイトには、
4365、4338、4312をはじめ、10機種の4300シリーズがラインナップされている。
これらは、けれどJBLブランドである。
ハーマンインターナショナル以前は山水電気がJBLの輸入元だった。
このころは、コンシューマー用スピーカーはJBLブランド、
プロフェッショナル用スピーカーはJBL PROFESSIONALブランドだった。
4300シリーズはJBL PROFESSIONALブランドのスピーカーシステムだった。
いまもJBLはコンシューマー用とプロフェッショナル用とがある。
コンシューマー用はハーマンインターナショナルが輸入元であり、
プロフェッショナル用はヒビノと、輸入元がわかれている。
4300シリーズがコンシューマー用の型番となってしまった現在、
録音スタジオで使われるモニタースピーカーに対するJBLの答はどうなっているのだろうか、
と数年ぶりにヒビノのウェブサイトを見てみた。
M2というモデルが、現在のJBL PROFESSIONALのスタジオモニターのフラッグシップである。
正直、見た目はあまりそそられない。
けれど、このM2に搭載されているドライバーは、ひじょうにそそられる。
D2 Dual Driverと名づけられている、このユニットの構造図は、
いままで見たことがないコンプレッションドライバーの構造を示している。