カラヤンのマタイ受難曲(その4)
カラヤン/ベルリン・フィルハーモニーによるマタイ受難曲。
CDは三枚組で、昨夜一枚目だけを聴いた。
いま聴いて良かった、と思っていた。
カラヤンのマタイ受難曲は1972年には出ている。
10代、20代のとき、聴こうと思えば聴けたわけだが、
もしそのころ聴いていたら、一回聴いて、それでいいや、ということになったと思うからだ。
若いうちに積極的になんでも聴いていくことは決して悪いことではないが、
必ずしも、それだけがよいことだともいえないのではないか、とも思う。
少なくとも私に関しては、カラヤンのバッハ演奏に関しては、そういえる。
人によって、聴くべき時期は違っている、ということかもしれない。