オーディオ入門・考(その8)
2010年1月にtwitterを始めたばかりのころ、
友人・知人数人に、やろうよ、とすすめたことがある。
その中のひとりはすぐにアカウントをつくったものの、ほとんどやらなかった。
おもしろそうだ、と言っていたから、なぜ? と聞くと、意外な答が返ってきた。
twitterの本が出たらやる、だった。
書店のパソコン関係のコーナーには、さまざまな種類の書籍が並んでいる。
その多くはマニュアル本といえるもので、彼が望んでいたのもtwitterのマニュアル本だった。
マニュアル世代という言葉がある。
だが彼は私よりも年上で、マニュアル世代ではない。
その彼がマニュアル本が出たらきちんとやる、という。
私もtwitterの機能をすべて理解して始めたわけではなかった。
最初はリツィートもよくわかっていなかった。
それでも使っていくうちにおぼえる(なれてくる)だろう、ということでやっていた。
彼は結局ほとんどやらずにやめてしまった。
入門書とはマニュアル本ではない。
思うのは、彼はマニュアル本を入門書として捉えていたのかだ。