ロングランであるために(アルプス電気の電即納)
日本最大の電子パーツ街といえる秋葉原でも、
昔とはずいぶん違ってきていて、以前ならば苦もなく入手できた部品でも、
いまでは入手困難になっていることもけっこう多い。
そのため以前ならば秋葉原に行き、目的の部品を買ってきて自分で修理をすることも可能だったのだが、
いまでは目的の部品を買うことが場合によって、非常に困難となっている。
この部品さえ手に入れば、このアンプが直せるのに……、という場合がある。
アンプならばボリュウムは摩耗する部品だけに、交換が必要となることも多い。
とはいえ、アンプについている元のボリュウムと同じ規格のボリュウムが手に入るとは限らなくなっている。
今日facebookで、個人ブログへのリンクがあり、
そのリンク先を見てみると、アルプス電気の電即納というサービスについて書かれてあった。
ブログは、サンスイのプリメインアンプAU111についてのものだった。
この方も、別の人のサイトでアルプス電気の電即納を知った、とある。
電即納はアルプス電気の通販サイトなのだが、それだけでなく個人の特註にも応じてくれる。
もちろんすべての特註に応じられるのではないだろうが、リンク先のブログには、
アルプス電気とのメールでのやりとりも載っていて、ボリュウムの仕様変更であれば応じてくれている。
しかも100個単位とかではなく、一個からでも応じてくれる、という、
古いオーディオ機器を自分で直して使う人にとっては、ほんとうにありがたい(助かる)サービスである。
AU111に使われているボリュウムそのものに交換できるわけではない。
その意味ではオリジナル至上主義の人にとって、役に立たないことでしかないだろうが、
そうでない人にとっては、少なくとも同じ規格の部品が手に入る(つくってくれる)ことは、
感謝こそすれ、文句をつけることではない。
アルプス電気の電即納、ながく続けてほしい。