オーディオの「美」(その2)
二年前に、「毎日書くということ(オーディオを語る、とは)」を書いた。
オーディオを語ることは難しい。
オーディオを語っているつもりでも、そこで語られているのは個々のオーディオ機器についてだったり、
そこで鳴っていた音の良し悪し、特徴だったするからだ。
そのことに気づかずに、オレはオーディオを語れる、と豪語する人もいるけれど、
そんな人が語っているのは、オーディオのことでは決してない。
オーディオを語る、とは、を意識すればするほど、難しくなっていく。
同じことがオーディオの「美」にもいえる。
音の美について語るのは難しい。
音を語ることが難しいことだし、そのうえに「美」を語っていくことの難しさが重なってくる。
それでも、まだオーディオの「美」を語るよりは、少しは難しさも和らぐように感じている。