Date: 10月 31st, 2014
Cate: アナログディスク再生
Tags:

アナログプレーヤーのアクセサリーのこと(その3)

トリオのセラミック製のTS10も重量は1.2kgで、ぎりぎりだったが、これは26000円していた。
価格的に候補から外した(というより外れていった)。

サエクかジュエルトーンか。
サエクのSS300は16500円、ジュエルトーンのGL602Jは10000円。
どちらもなんとか買える範囲の価格。

ただサエクのSS300はレコードのレーベルが接触するところにネジ穴が切ってあった。
なんのためのネジ穴かというと、レコードのレーベルに穴を開けて、
レコードをSS300にネジ止めするためのものだった。

SS300を買っても、このネジ穴を使わなければそれで済む話だろうか。
レコードに穴を開ける。それがレーベル面であろうと、そういうことを考えるメーカーのシートを買ってしまったら、
レコードそのものがひどく傷つくような気もしたし、
そんな発想をしてしまうメーカーの製品は買いたくない、というのが強かった。

GL602Jを買おう、と決めていた。
10000円で1kg。価格、重量ともに問題はない。

ゴムや革とは違い、この手の硬質な素材のシートではレコードが傷つきやすくなるのでは、と危惧する人はいた。
私も考えた。
けれど軟らかい素材のシートでも、シート上にホコリがあり、
レコードをその上でスリップさせてしまえば、レコードは傷ついてしまう。
シートが硬いか軟らかいではなく、シートをどれだけきれいにしているか、それとレコードの扱い方である。

このころすでにマイクロの糸ドライヴRX5000+RY5500は登場していた。
RX5000は砲金製のターンテーブルプラッターに、直にレコードを置く。
マイクロという、アナログプレーヤー専門メーカーから、こういう仕様のプレーヤーが出ていたことも、
私の考え方が間違ってないことを裏付けてくれた。

だがGL602Jは、結局買わなかった。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]