Date: 11月 1st, 2014
Cate: アナログディスク再生
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アナログプレーヤーのアクセサリーのこと(その4)

EMTの927Dstはガラス製のターンテーブルシートである。
まだ927Dstの音は聴いていなかったけれど、927Dstがどんなにすごいプレーヤーであるのかは知っていた。

普及クラスのアナログプレーヤーのシートをガラス製にしたからといって、
927Dstに近づけるわけではないことはわかっている。
こんなことは高校生にだってわかる。
それでも気分だけでも927Dstに近づけたい。

だからジュエルトーンのGL603Jにしようと思ったのだった。
けれどガラスということは透明な素材である。
つまりターンテーブルプラッターの上に、GL602Jを置くと、
ターンテーブルプラッターの上面が丸見えになる。
そのことに気づいた。

普及クラスのアナログプレーヤーのターンテーブルプラッターはアルミ製。
仕上げはお世辞にもいいとはいえなかった。
たとえばマイクロのRC5000のようなプレーヤーであれば、
ターンテーブルプラッターに直接レコードを置くことを前提としているため、
プラッターの上面の仕上げも丁寧になされている。

RC5000の上にGL602Jを置くのであれば、何も問題とするところはない。
だが現実に、そのころの私が使っていたのRX5000のような仕上げのプラッターではない。

レコードをのせてしまえば気にならないだろうが、
レコードをかけ替えるごとに、ターンテーブルプラッターのあまりよくない仕上げを見ることになる。
これは気持ちのいいことではないし、GL602Jを買わなかったいちばんの理由である。

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