Date: 9月 7th, 2014
Cate: 岩崎千明, 瀬川冬樹
Tags:

岩崎千明と瀬川冬樹がいた時代(その5)

岩崎千明と瀬川冬樹がいた時代よりも、
岩崎千明と瀬川冬樹がいない時代が長くなった。
かなり長くなった。

私がオーディオマニアとして生きてきた時代は、ほぼ岩崎千明と瀬川冬樹がいない時代である。
当り前のことだが、これからも「いない時代」は続いていく。

岩崎先生は1977年に48歳で、瀬川先生は1981年に46歳で亡くなられた。
それまでふたりの書かれたものを熱心に読んできた人たちは、
とっくにふたりの享年よりも長く生きている。

私だってそうである。ふたりを年齢だけは追い越している。
あと数年したら五味先生に対しても、そうなる。

私は、このことを意識している。
そうやってオーディオをやってきているのは、私だけでないことは知っている。
名前は出さないけれど、あの人もあの人も、とそう多くはないけれど数人の人の顔が浮ぶ。

もうそういう人は少数なのかもしれない、とつくづく感じさせるのがSNSだ。
特にfacebookにおいて、強く感じている。

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