4343とB310(その8)
ずっと以前から、部屋の大きさとスピーカーシステムの大きさを合わせるのが、常識のようにいわれている。
小型スピーカーが、セレッションSL6以降の変化によって、
広い部屋で小型スピーカーを鳴らす人は、もう珍しくなくなってきてはいても、
その逆、つまり狭い部屋に大型のスピーカーシステムを持ち込むのは、バカげたことで意味のないことだ、
いまだ、そんな間違った考えに捕らわれている人はいるようだ。
そんな人たちの言い分のひとつに、狭い部屋では、そういった大型スピーカーの性能を発揮できない、というがある。
たしかに、広く、美しい響きの部屋、しかもつくりもしっかりとしている環境下で鳴らすのと、
狭く、響きの少なく、残響時間も短い部屋で鳴らすとでは、どちらがスピーカーの性能を発揮できるかといえば、
それは前者であることは、私も認める。
だが、スピーカーの性能を発揮させることが、オーディオの第一の目的だろうか。
自分のおかれている環境において、いい音をだすことが第一の目的のはずだ。
このふたつのことは似ていても、けっして同じではない。
このわかりきったことに気づけば、狭い部屋に大型スピーカーを持ち込む行為に、
とやかく言うことはできないはずだ。
そして部屋が狭いから……、などということで、使うスピーカーの選択を自ら狭くすることもない。
REPLY))
初めまして、楽しく拝見させていただいています。
私はセレッションSL700からSL700+SYSTEM6000
そして現在、EXCLUSIVE2402と変遷してまいりました。
大変狭い部屋で苦労の連続でしたが、長い時間と細かいセッティングにより
よい音のポイントや心地よい残響を少しながら掴む事が出来るようになって来ました。
REPLY))
でんきや さま
コメント、ありがとうございます。
個人のオーディオにとっての舞台は、自分のリスニングルーム。
個人のオーディオには締切はないんですから、じっくりとあせらずに取り組むことで、
必ず、いい音は出せると信じています。