Date: 6月 28th, 2014
Cate: 試聴/試聴曲/試聴ディスク
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試聴ディスク考(その8)

どんなオーディオ評論家でも試聴ディスクを使って(聴いて)、オーディオ機器の試聴をする。
そしてなんらかの試聴記をしたためる。

新製品紹介の記事であれば、そこで聴いた新製品がどういった製品なのか、
どういった技術がもりこまれているのか、などについて書き、
実際に聴いた音の印象を書いていくわけだが、
この部分について、このディスクのこの部分はこんなふうに鳴った、
別のディスクのあの曲のあの部分は……、と書く人がいる。

そして、そんなふうに書く人を、具体的に試聴記を書いている、として、
この人の書くものは信じられる、とする読者がいる。

こんな記述をインターネットのいくつかのところで見かけたことがある。
そこにはそのオーディオ評論家の名前も書いてあった。

この人は、この人の書くものを全面的に信じるのか、
それも試聴記の書き方が具体的だから、ということでなのか──、
私はそんなふうに受けとっていた。

そこにあった名前はここでは書かないけれど、
私がまったく信用していない人であったし、この人の試聴記の書き方は具体的でもなんでもないことは、
ステレオサウンドをながいこと読んできた人ならばすでに気づかれているはずだ。

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