便利であっても(その1)
通販(通信販売)のイメージは、ずいぶん変ってしまった。
インターネットが普及してamazonが登場したことが大きなきっかけとなってのことだろう。
私が子供の頃の通販といえば、すこしアヤシイ製品というイメージもあった。
少年マンガ雑誌の表3によく広告が出ていた通販の会社の製品などは、まさにそんなイメージそのものだった。
それにそのころの通販は、それほど便利だとも思えなかった。
そんな時代を体験してきている者には、amazonに代表される今の時代の通販は大きな変化である。
品揃えも豊富で、インターネットが接続できれば、いつでもどこからでも注文できる。
通販(いまではネット通販というべきか)で買えないものはないどころか、
通販でしか入手できないものもある。
しかも安かったりする。
買物に行くにはその店舗まで移動しなければならない。
歩いて数分のところなら交通費は発生しないが、
例えば私が秋葉原まで出かけるとすると、往復で千円をこえる電車賃がかかる。
これも買物にかかるコストの一部であり、
出かけたら喉が渇けば飲料水を買って飲むし、食事もする。
そういったこともコストの一部と考えれば、通販の方がコスト的にも有利である。
別項でスピーカーの補修のことを書いている。
これに必要なパーツを買いに秋葉原まで行っていた。
10日ほど前にも行っていた。
このときは目的の店が臨時休業で、必要なパーツをすべて揃えることができなかった。
それで今日ふたたび行っていたわけだ。
私が揃えたパーツはすべて通販で入手できる。
わざわざでかけなくとも、それぞれの店のサイトで注文すれば送料を含めても、
出かけて買うよりも安くなる。
そんなことはわかっていたことだ。
それでも秋葉原に出かけていった。