Date: 1月 18th, 2014
Cate: デザイン
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オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(その16)

ステレオサウンド 3号のアンプ特集のページレイアウトは上半分がアンプの写真とスペック、
下半分が文章となっている。

その下半分の文章も二段構成になっていて、上段が、岡俊雄、瀬川冬樹、山中敬三、三氏による試聴記、
下段がそれぞれのアンプについての解説とデザインについての批評となっている。

試聴記は記名原稿なのだが、下段の文章は誰が書いたのはわからない。
最初に3号の、この特集を読んだ時は、瀬川先生ではなかろうか、と思った。

思ったけれど確証はなかった。
ただ、このころは編集部による表記の統一はあまりなされていなかったようで、
そこで判断すれば、瀬川先生である可能性は高い、といえた。

たとえばこのころの瀬川先生はサンスイを山水と書かれていた。
下段の解説のところもサンスイではなく山水である。
その他にもいくつかあるけれど、それだけで断定とまではいかなかった。

いまは瀬川先生の文章だと断定できる。
それはビクターのMST1000について、「試作品のイメージ」と書かれているのは、
試聴記ではなく、下段の解説・デザイン批評の文章のほうだからだ。

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