Date: 4月 25th, 2010
Cate: 朦朧体
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ボンジョルノのこと、ジャーマン・フィジックスのこと(その1)

オーディオに興味をもちはじめた1976年。この年のおわりちかくに、JBLの4343が登場した。
はじめて買ったステレオサウンド 41号、ほぼ同時に発売されていた別冊「コンポーネントステレオの世界 ’77」、
どちらも、4343を大きく取り扱われていた。

41号では表紙に、真正面から撮った静かな迫力の4343がまずあり、
特集の「世界の一流品」でも、登場したばかりの4343は取りあげられている。
「コンポーネントステレオの世界 ’77」のなかの、11通りの組合せで、4343は2回、登場してくる。

なにか特別扱いされいてるスピーカーだ、ということは、初心者にもはっきりと伝わってきていた。
そして、なによりも4343はカッコいいスピーカーシステムだった。
いわばスターだったのかもしれない。
そうでなければ、ペアで100万円超すスピーカーシステムが、日本国内だけで、
いまとなっては考えられない数が売れた理由がみつからない。

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