Date: 4月 12th, 2010
Cate: 4343, JBL
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4343における52μFの存在(その30・ 続余談)

4343の公称出力音圧レベルは、93dB/W/m。
ウーファーとミッドハイの、800〜900Hzにあるクロスオーバーポイントの音圧は、72dBぐらい。その差は約21dB。

意外に高い値だと思うし、800〜900Hzはミッドバスの受持帯域にかかっている。
つまり4343において、ミッドバスの帯域は、2121の音だけでなく、
2231Aと2420、これら3つのユニットの音が混ざり合ったものであると、グラフは示している。

ステレオサウンドに掲載されているクロスオーバー特性を見ると、
ミッドバスだけ、他の帯域(ユニット)にくらべ、5dBほど音圧レベルが低い。

測定条件については書かれていないが、とうぜんレベルコントロールは、
ミッドバス、ミッドハイ、トゥイーターすべて「0」のところにあわせてあるはずだ。

4343の周波数特性で、ミッドバスの帯域がひっこんでいるということはない。
ウーファーとミッドハイの干渉分も見込んでの、ミッドバスのレベル設定なのだろう。

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