VOXATIV Ampeggio Signatureのこと(その1)
2002年のインターナショナルオーディオショウにおいてタイムロードのブースで、
ジャーマン・フィジックスのUnicornを聴いた。
ウォルシュドライバーを搭載したスピーカーシステムが出ていたことは知っていた。
ウォルシュドライバーを搭載したスピーカーシステムは、昔からあって、
ステレオサウンドにいたころ、オームのそれを聴いている。
たしか伊藤忠商事が輸入元だったはずだ。
実を言うと、それほど記憶に残っていない。
聴いたことは確かに憶えているし、当時のステレオサウンドの新製品紹介のページにも登場している。
2002年のインターナショナルオーディオショウは、ひさしぶりにでかけたオーディオショウだった。
もうどのくらいオーディオショウに足を運ばなくなってたつだろうか。
そくらい久しぶりだった。
四階のフロアーにつき、とにかく端から順番に各ブースの音を聴いていこう、ということで、
エレベーターを降りて左にまがり、当時は端っこにあったタイムロードのブースが入った。
入ってすぐに、ジャーマン・フィジックスのUnicornの音に驚いた。
こうも違うのか、とも思っていた。
とにかくオームのスピーカーシステムとはずいぶん違う。
違うだけでなく、いままで聴いたことのない類の、いい音だった。
そのまま椅子から立ち上らずにずっと聴いていたかった。
でも、とにかく他のブースをも、ということで、すべてのブースを廻ってきたあと、
もう一度タイムロードのブースに戻ってきていた。