オーディオの楽しみ方(キースモンクスのトーンアーム・その1)
先々月、岩崎先生のところからいただいてきたモノには、トーンアームもあった。
東京サウンドの製品が数本、オルトフォンのAS212、それにaudio & designのM9BAもあった。
東京サウンドとオルトフォンのトーンアームは、facebookグループのaudio sharingを通じて、
欲しいといわれる方にお譲りした。
こう書くと、ごく一部の方が誤解されるだろうから念のために書いておくと、
譲っていただいたときに、私を介して、欲しいという方にお譲りすることは了解を得ている。
それに送料だけは着払いという形で負担してもらっているが、それだけである。
でもM9BAだけは、手もとに残した。
audio & designというブランドはきいたことがない、という人も少なくないだろう。
私もブランドだけをきいていたらそうだったけれど、実物を目の前にすれば、
これがキースモンクスのトーンアームだということは、すぐにわかった。
元箱も残っていた。
パーツもすべて揃っている。未使用だということもわかった。
このトーンアーム、M9BAを取り付けられるターンテーブルをいまのところ所有していないけれど、
おもしろそうなトーンアームなので、これだけは私のモノとしたわけだ。
このトーンアームは、いわゆるワンポイント支持のオイルダンプ型である。
パイプはストレートで、シェルは取り外せない。
カートリッジの交換は、パイプごと交換するように、スペアパイプも発売されていた。
M9BAのスペックは全長300mm、実効長229mm、適合カートリッジ重量4〜6g、針圧範囲0.5〜1.5g。
これからわかるように軽針圧カートリッジ用のトーンアームである。