終のスピーカー(Saxophone Colossus・その1)
「Harkness」が来て明日(7月13日)で二週間。
この二週間で、Saxophone Colossusを三回鳴らした。
一回目のときに、他のディスク(録音)とは明らかに鳴り方が違う! と感じた。
二回目のときも、やはりそう感じた。
三回目の昨晩は、さらに強く感じていた。
これから何度となく鳴らしていくことになるであろうSaxophone Colossus。
いまは私のもとにある、このD130は、どれだけSaxophone Colossusを鳴らしてきたのだろうか。
岩崎先生のところにC40が届いたのは1967年の4月ごろである。
10年間、岩崎先生は鳴らされていたことになる。
その10年間、つねにメインスピーカーであったわけではない。
その後、あれだけの数のスピーカーを手に入れ、鳴らされていた。
それでもD130ソロで聴いていると、Saxophone Colossusの鳴り方は、どこか特別なものを感じる。
それは先入観とか思い入れとか、そういったことではなく、
このD130に、あえていえば、染みついている、とでもいいたくなるほどだ。