2023年ショウ雑感(その14)
私が聴いたタイムロードの時間帯は、タイムロードのスタッフの方による選曲だった。
別の日、別の時間帯ではオーディオ評論家によるデモが行われ、
そこではそのオーディオ評論家による選曲になるのだが、
両方聴いた人の感想だと、スタッフの選曲のほうが断然面白かったとともに、
オーディオ評論家の選曲はつまらなかった、とのこと。
そのオーディオ評論家が誰なのかは、私にとってどうでもいいことであって、
さもありなん、と思うだけだ。
こういう場に出会したり、こんな話を聞くと、
オーディオ評論家って、いったいなんなのだろうか、と疑問がわく。
オーディオ評論家は、オーディオショウにおいて、
出展社のスタッフによるプレゼンテーションを聴くことはしないのか。
参考にならない、そんなことは恥ずかしい──、
そんなふうに思っているのか。
自分の方が上だ、とも思っているのか。
ナスペックのブースには土曜日の午後から入っていた。
Audio Nesのスピーカーが、ちょうど鳴っているところだった。
同社独自の発音構造のスピーカーは、聴いてみたかったモノの一つ。
といっても、その時間帯はAudio Necのプレゼンテーションではなく、
アンプ・ブランドのPILIUMのそれであり、たまたまスピーカーがAudio Necだったようだ。
この時間帯はナスペックの男性のスタッフによる進行・選曲だった。
その後、スピーカーがモニターオーディオのPlatinum 300 3Gに替わった。
席を立とうかな、と思ったけれど、少しだけ聴いていこう気になったのは、
二日目だったこともある。
初日ならば、できるだけ多くのブースの音を聴いておきたいけれど、
二日目だから、時間的余裕はある。ひさしぶりに聴くモニターオーディオのスピーカーの音を、
少しは確認しておきたかった。
同じスタッフの方がやると思っていたら、女性のスタッフへと交代。
このスタッフの選曲が面白かった。