2023年ショウ雑感(その7)
来年のOTOTENで、ひとつ、とても期待していることがある。
タクトシュトックは、カノア・オーディオの取扱いを拡大していく、とのこと。
カノア・オーディオのサイトをみると、
現在、タクトシュトックが取り扱っているモデル以外にも、けっこうある。
今回のOTOTENでも、D/Aコンバーターなどが参考展示されていた。
今年後半以降から取り扱いをはじめるとのこと。
D/Aコンバーターは、DAC 2.10という。
このDAC 2.10というモデル、MQAフルデコード対応である。
来年のOTOTENでのタクトシュトックのブースでは、
このDAC 2.10の音が聴けるはず。
その時、スピーカーがジャーマン・フィジックスであれば──、
そのことをついつい期待してしまう。
MQAとベンディングウェーヴのスピーカーこそ、
ごく私的な黄金の組合せ、と以前書いた。
これは、ほんとうに、その音を聴いて実感を深めている。
けれど、このごく私的な黄金の組合せの音は、どれだけの人が聴いているのだろうか。
ジャーマン・フィジックスを鳴らしていて、MQAも、という人は、
どれだけいるのだろうか。
とにかく、多くの人に聴いてもらいたい、ごく私的な黄金の組合せの音。
来年のOTOTENでは、オーディオショウとしては初めて、この組合せの音が鳴るのかもしれない。