ダイレクトドライヴへの疑問(その4)
私もそうだが、ブラインドテスト、と、つい言ったり書いたりしてしまう。
けれど、ステレオサウンド 48号の目次をみると、
「特集=ブラインドテストで探る〝音の良いプレーヤーシステム〟」という題と同時に、
レギュラー筆者による試聴記事には、
「プレーヤーシステムの音の良しあしをブラインドフォールドテストで聴く」という副題がついている。
ブラインドテストとブラインドフォールドテスト──。
この号の試聴に参加されているのは、井上卓也、岡俊雄、黒田恭一、瀬川冬樹の4氏で、
テスト後記で、ブラインドフォールドテストと書かれているのは岡先生だけで、
他の方はブラインドテスト、となっている。
ブラインドフォールド(blindfold)とブラインド(blind)は、
前者は目隠しをする、目をおおう、後者は盲目の、という意味であるから、
テストの内容からいって、ブラインドフォールドテストというべきである。