Date: 8月 23rd, 2009
Cate: Autograph, TANNOY, ワイドレンジ
Tags:

ワイドレンジ考(その45・続×五 補足)

約5mの壁面いっぱいに左右に拡げて設置されたオートグラフが、
「五メートル幅の空間をステージ」する。

想像でしかないが、五味先生のオートグラフは、壁面いっぱいに拡がる音を響かせていたのだろう。
左右のスピーカーの内側に展開するステージ(音場感)ではなく、
スピーカーの外側まで──といっても、コーナーに設置されているから、
エンクロージュアの外側の縁まで、ということになるのだろうが──拡がるステージを、
五味先生は聴いておられたし、感じとられていたのだろう。

だから、私の中では、5mの壁面に置かれたオートグラフが、「五メートル幅の空間」を描き出すことも、
五味先生がオートグラフの間隔を約5mとされたのも、納得のいくことである。

2 Comments

  1. 神戸のK神戸のK  
    9月 30th, 2009
    REPLY))

  2. 五味さんのお部屋、オートグラフの間隔に関しての投稿者との議論について宮崎さんの丁寧な説明、充分納得できます。2間半を約5メートルといっても別に大した問題ではありませんし、広いモジュールならばほぼ正確に5メートルかもしれません。
    スピーカーの間隔を内側から内側で計ると決まったものでもありません、特に大型スピーカーの場合はいろいろと表し方があると思います。随分昔に五味さんの文章を食い入るように読んでいたとき約5メートル云々の表現に何の違和感も感じませんでした。
     その後のステレオサウンドの写真も文庫本オーディオ遍歴の写真も関心を持って見ましたが、全くおかしいなどとは思いませんでした。
     わたしは宮崎さんのブログの熱心な読者ではないかもしれませんが、五味さん瀬川さんを心より敬愛するものとして、いつも貴兄の熱心さ、細やかな気づき検証等々に心底敬意を表しています。五味さん瀬川さんを語って内心人には負けないと思っていましたが、貴兄の情熱には正直冑を脱ぎ、感謝するばかりです。
     自分の青春時代、その後の人生はいつも五味さんや瀬川さんの思想と共にあったこと、貴兄の文章を読ませていただきながらいつもなぞっている感覚です。
     わたしは宮崎さんや早瀬さんのような才能ある情熱家に感謝こそすれ、きついコメントなど全く考えられません。ありがとうございます。なお、五味先生とか瀬川先生と書かずに、五味さん、瀬川さんとお呼びするのは心からの親しみ故です、念のため。

    1F

    神戸のKさま
    コメント、ありがとうございます。
    たぶん京都でお会いする機会が、いつかあると思いますので、
    その時は、五味先生、瀬川先生の話をお聞かせください。

    2F

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