「基本」(その2)
とは言うものの、それほど大がかりなことをやったわけではなく、スピーカーのセッティングを、
ステレオ再生の基本、というより約束事である正三角形の頂点で聴く、ということを実践しただけである。
左右のスピーカーの間隔を一辺とする正三角形のそれぞれの頂点を、
左右のスピーカーとリスニングポイントとする。
スピーカーの振りも、正三角形だから、ちょうど60度にする。
いままでのセッティングでは、スピーカーとリスニングポイントの距離よりも、
スピーカーの間隔が多少広く、二等辺三角形になっていた。
左右のスピーカーの間隔を、約20cmほど縮め、後に数cm移動する。
そしてスピーカーの振りを、きっちり60度にする。
あとは音を聴きながら、微調整したわけだが、別項で、「使いこなしに定石はない」と書いているし、
たしかにそうなのだが、それでも基本(約束事)をまず最初に実践してみるべきであると、
いまさらながら思ってしまった。