Date: 6月 25th, 2011
Cate: KEF, LS5/1A
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妄想組合せの楽しみ(自作スピーカー篇・その25)

LE175DLHをトゥイーターに使うとしたら、ウーファーはやはり同じJBLのD130もしくは130Aというのが、
順当な選択ということになるが、
元のモデルとなったLS5/1Aがイギリス製の、BBCモニターであるからして、ウーファーはイギリス製にしたい。

中高域にJBLのユニットをもってきている時点で、そんなことをいうのはおかしいだろう、という声もあるだろうが、
私の中でのLE175DLHの位置付けは、他の.JBLのコンプレッションドライバーとはすこし違う。
それからジャズをメインとして聴いているのであれば、JBLのウーファーを迷わず選択するが、
私が聴くのはクラシックが圧倒的に多い。

ウーファーの口径は15インチ(適当なものがなければ12インチ)で、
LS5/1A同様、1.75kHzあたりまで使うこと、それに中古であっても入手がそれほど困難でないもの、となると、
思い浮ぶウーファーはひとつしかない。
ヴァイタヴォックスのAK157だ。この古典的なウーファーは、カタログ上の周波数特性は5kHzまで、となっている。
1.75kHzあたりのクロスオーバー周波数を考えているから、AK157はこの点でもぴったりだ。

カタログには出力音圧レベルの記載はないけれど、能率は高いもののはずだ。
同社のシステムCN191、BassBin、Bitone Majorではコンプレッションドライバーとの組合せで使われている。
このことからして低能率のウーファーではないはずだ。

ウーファーが低能率でも、
中高域のコンプレッションドライバーのレベルをアッテネーターで減衰させればすむこと、
それほどウーファーの能率の高さは考慮しなくてもいい、とは私は思っていない。
できることならアッテネーターはなし、ですませたい。
無理なことが多いから仕方なくアッテネーターを挿入するわけだが、
それでも減衰量はできるだけ抑えたい、と思っているからだ。

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