「音は人なり」を、いまいちど考える(その29)
(その28)で、
腐らないために必要なことは、才能とか自信とかではなく、
結局、覚悟のみだと思う。
覚悟を持って立つことだけが、腐らずにオーディオをやっていける、
と書いた。
腐らないにこしたことはないが、それでも腐ることはあるだろう。
腐ってしまったら、腐ったところを切り捨てるしかないだろう。ここでも切り捨てる覚悟が必要となる。
オーディオにおいて切り捨てるとは、どういうことなのか、それを考えることからも目を逸らしてしまうのもいいだろう。
趣味だから──、と覚悟なしにやっていけばいいだけのことだ。
そのこともまた「音は人なり」なのだから。