複数のスピーカーシステムを鳴らすということ(終のスピーカーとの関係)
複数のスピーカーシステムを鳴らすオーディオマニアは、けっこう多い。
スペースの余裕、経済的な余裕が十分にあるのならば、
オーディオマニアならば、一組のスピーカーシステムだけでいい、という人はわずかではないだろうか。
終のスピーカーを決め鳴らしている私だって、スピーカーを置ける部屋がいくつもあり、
アンプやCDプレーヤーも複数台所有していたら、
あのスピーカーも欲しい(鳴らしてみたい)と思っているモノは、もちろんいくつもある。
それでも思うのは、私が二人いたとして、
一人は終のスピーカーということを考え、そのスピーカーを手に入れ鳴らしている自分と、
終のスピーカーなんてことはまったく考えずに、
欲しいスピーカーを手に入れて鳴らす自分とは、
その鳴らし方、スピーカーとのつきあいは違ってくるであろう。
終のスピーカーということをまったく考えなくても、
その人にはその人なりのメインのスピーカーがあったとしても、
それが終のスピーカーではない以上、違ってきて当然のはずだ。
そして、終のスピーカーがあったとしても、それが必ずしもメインのスピーカーという位置づけになるわけではないことも見えてくる。