Date: 1月 10th, 2025
Cate: 瀬川冬樹
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90回目の1月10日

今日(1月10日)は、瀬川先生の誕生日。
生きておられたら九十歳。

九十歳の瀬川先生は、想像できない。

私の手元には、活字にならなかった書きかけの原稿、
原稿書きのためのプロット、
新しいオーディオ雑誌の企画書の下書き、
アンプやツマミのスケッチ、
それからなで肩だったためオーダーされたコート、
それからテクニクスのSB-F01がある。

SB-F01を、どう使われていたのか。
まったくわからない。
ごく小音量で聴かれていたのか。

SB-F01を、数年ぶりに鳴らしている。
SB-F01には入力端子が二つある。
一つはヘッドフォン端子用、もう一つはスピーカー端子用で、
アンプのスピーカー端子とSB-F01のスピーカー端子用を接続した方が良さそうに思えるが、
スピーカー端子用には68Ωのセメント抵抗が直列に入る。
ユニットの保護のためである。

音のよいヘッドフォン端子をもつアンプがあれば、
こちらの方がいい結果は得やすい。

今日、どうやったかといえば、
アキュフェーズのDC330のライン出力を、SB-F01のヘッドフォン端子と接いでいる。

かけられる曲は限られる。
ひっそりと鳴っている。

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