Date: 1月 5th, 2025
Cate: 新製品
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THORENS TD124 DD(その4)

昨年暮れは、動かなくなったトーレンスのTD124を診てほしいと頼まれたこともあって、
TD124についてあれこれ検索していた。

有益な情報は特に得られなかったけれど、
TD124は、こんなに神格化されているのか、と驚いていた。
TD124だけでなく、ガラードの301も神格化されていると感じたが、
私が見た範囲ではTD124のほうが、すごかった。

こういう場合、すごかったではなく、ひどかったとした方がいいとは思ったが、
そうすると、その「ひどかった」だけに反応して、
301よりもTD124がひどいのか──、
そんな捉え方をする人がいるので、すごかった、にしておく。

今回、整備して、確かにTD124はよく出来たプレーヤーだと改めて実感したが、
だからといって、神格化するのはどうだろうか。

あれをやってはいけない、とか、こうしなければ本来の音が得られない、とか、
それらのことを、私は神格化と捉えた。

いいかげんな整備のTD124や301を、やっぱりいいですね、と評価するのは論外だし、
きちんと整備することは大事なことだが、
神格化してしまうと、畏れおののいてしまう人も出てくる。

正当な評価とは、神格化することではない。

1 Comment

  1. とりとり  
    1月 6th, 2025
    REPLY))

  2. ネットで個人事業者の商売が容易になったせいか、昔の機種を過剰に持ち上げる手法が跋扈してうんざりです。
    修理屋と中古屋の常套手段かなと。

    1F

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