セッティングとチューニングの境界(その28)
別項「一年に一度のスピーカーシステム」、
そこで言いたいことが、セッティング(精度)である。
オーディオ歴の長さに比例して、セッティングの精度は高くなっていくのであれば、
なんの問題もないが、現実は違う。
本人も気づかぬうちに少しずつ少しずつ精度は微妙にズレていく。
そのままにしているとズレは大きくなるばかり。
しかも、その精度のズレをどう見極めるのか。
スポーツ選手であれば、自身の動きを録画して以前の状態と見比べることもできるし、
コーチからの指摘も得られるだろう。
オーディオは、その点、どうなのか。
自分で判断するしかない。
そのために何が必要なのか。
それが「一年に一度のスピーカーシステム」のテーマになっている。