Date: 12月 8th, 2025
Cate: 「オーディオ」考
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時代の軽量化(その23)

何かを教わることの恍惚感。

スピーカーを通して音楽を聴く行為、それを長いこと続けられるのは、何かを教わることの恍惚感があったことだろう。

それは教わるでもあり、学ぶでもあり、
新たな景色に触れる歓びなのかもしれない。

知らなかった扉が開く。
その扉は、ずっと目の前にあったにも関わらず、それまで気づかずにいた。

そういう扉が開く瞬間に訪れるのが恍惚感なのか。
この恍惚感なしに教養が身につくことはないだろう。

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