Date: 4月 24th, 2024
Cate: 老い
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老いとオーディオ(音がわかるということ・その7)

その1)を書いたのは2015年だから、九年前。

音の違いがわかる、ということと、音がわかる、ということは決して同じではない、
と九年前はそう思っていた。

いまになって、もう一度考えてみると、同じことだともいえる──、
そうおもうようになってきている。

音の違いがわかる、といっても、それは深い意味での音の違いではなく、
音の差にすぎないからだ。
だから前に聴いた音や聴く順番によって、音の違いがかわってしまう。

そのことをわからずに、音の違いがわかると豪語している人もいる。
つまりは音がわからなければ、本当の意味での音の違いはわからないということだ。

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