MQAのこれから(とTIDAL・その8)
TIDALも、少し前からHi-Res FLACの配信を始めている。
そのことでMQAをやめてしまうのではないか──、
そのことについて悲観的になる人、喜ぶ人がいるわけだが、
私にはTIDALがMQAをやめるとは思えない。
というよりも、TIDALがMQAをどうするのか、というよりも、
結局のところ、レコード会社が決めることのように感じられる。
(その3)で、ドイツ・グラモフォンが、
それまでMQAで配信していたアルバムを、けっこうな数FLACだけにしてしまったことを書いている。
けれど一方で、新譜に関してはMQAでの配信を積極的に行っている。
どういうことなのだろうか、と思っている。
昨晩、気づいたのだが、以前MQAで配信していて、
5月以降、たんなるFLACだけの配信になったアルバムのいくつかが、
いつのまにかMQAに戻っている。
数は、いまのところそう多くはない。
それでも、またMQAでの配信が始まっている。
今後、その数が増えていくのか、どうなのか。
なんともいえない、としか書きようがないけれど、
あまり悲観することはないだろう。