2022年ショウ雑感(その18)
インターナショナルオーディオショウの会場である国際フォーラムは、
ブースの数に限りがある。
そのため出展社の数も限られてしまう。
行くたびに思うことは、
日本インターナショナルオーディオ協議会のメンバーでなければ
出展できないのは仕方ないにしても、そのことによって、
インターナショナルオーディオショウでは聴けないブランドが存在するということ。
たとえばハーベス。
ステレオサウンドでの評価は高い。
けれどハーベスの輸入元であるMプラス コンセプトはメンバーではない。
聴きたいと思っている人は少なくないはずだけど、
いまのところインターナショナルオーディオショウでは聴けないままだ。
私はハーベスの初期のスピーカー、Monitor HLの音には惹かれた者の一人だが、
ハーウッドから現在のアラン・ショウの開発になってからのモデルには感心したことがない。
それでも最近のハーベスのスピーカーは、きちんと聴いてみたいと思うようになっていることは、
別項で以前に書いている。
けれどインターナショナルオーディオショウでは聴くことがかなわない。
ハーベスだけではない、ジャーマン・フィジックスもメリディアンも聴けない。
他にもいくつかあるけれど、すべて挙げることはしないが、
この状況をなんとか解消してほしい、と思う。
スピーカーを開発もしくは輸入していない出展社はある。
そこがスピーカーに、ハーベスを使おうと思ったとしても、無理である。
ハーベスの輸入元が貸し出しを諒承してくれたとしても、
日本インターナショナルオーディオ協議会の規則でそれは無理なのだ。
日本インターナショナルオーディオ協議会のメンバー取扱いのブランド以外は、
持ち込めない、鳴らせないという規則がある、ときいている。
ちなみに講演者の私物は持ち込めるようでもある。
そういう規則があるのもしかたないと思う反面、
なんとかすることはできるはず、とも思っている。