ショルティの「指環」(その18)
タワーレコード、HMVのサイトでの紹介文をよると、
今回の「ラインの黄金」2022年リマスター盤では、
1958年オリジナルのマスターテープから新たに制作したDSDマスターを使用、とある。
そのうえで、マスタリング作業は、192kHz、24ビット環境で行われた、とのこと。
つまりアナログ録音をDSDに変換、さらに192kHz、24ビットのPCMに変換。
発売されるのはSACDなのだから、192kHz、24ビットのPCMを、
2.8MHzのDSDに変換しているようだ。
おそらく(期待もこめて)、
e-onkyoやTIDALでも配信されるであろう。
e-onkyoではDSF、PCMのflac、それからMQAが用意されることだろう。
TIDALはMQAになる、と思っている。
192kHz、24ビットでのMQAでの配信を勝手に期待している。
可能性はかなり高いはずだ。
タワーレコード、HMVの紹介文を読んでいると、
今回のリマスタリングは、これまでよりも丁寧な作業が行われているように感じられる。
2009年のエソテリックのSACDは聴いていない。
周りに持っている人もいない。
私は、発売のニュースに当時は軽く興奮していた。
きちんとした作業が行われてのSACD化だと思い込んでしまった。
けれど、しばらくしてからいくつかのウワサが耳に入ってきた。
そのことを検証したくとも、聴いていないのだから、はっきりしたことは何もいえないが、
いま思っているのは、当時無理して買わなくてよかった、である。