Date: 5月 12th, 2022
Cate: 映画
Tags:

Doctor Strange in the Multiverse of Madness(その3)

IMAX 3Dの凄さを味わった人、
それも若い人たちは、ホームシアターを趣味とするのだろうか。

趣味としてもらわないと困る──、
と言うのはホームシアター業界の人たちだろう。

メーカー、輸入元、雑誌関係の人たち、ホームシアター評論家。
これらの人たちは劇場でIMAX 3Dを体験して、どう思っているのだろうか。

脅威と感じているのどうか。
私だったら、そう感じる。
けれど私はホームシアター業界の者ではないし、
ホームシアター業界の内情についてもまったくといっていいほど知らない。

けれど音元出版は数年前にホームシアターファイルを休刊している。
HiViにしても、ひところはほとんどの書店で平積み扱いだったが、
最近はそうではなくなっている。

遠い将来か近い将来、どちらなのかはわからないが、
いつの日か、IMAX 3Dのクォリティをホームシアターでも実現できるようになるだろう。

でもそのころには劇場のクォリティ(次元)は、さらに先をいっていることだろう。
このこと自体はとてもいいことである。

劇場のクォリティ(次元)がきわめて高くなることに全面的に賛成だし、
いつまでもそういう場であってほしい、と、
老朽化した劇場で映画を観てきた世代の私は、そう思う。

けれど、そのことがホームシアターという趣味を広く定着させていくかは疑問である。

ホームシアター業界は、すでに斜陽産業なのかもしれない、
とIMAX 3Dで映画を観るたびに思うようになっている。

1 Comment

  1. Masahiro MizuokaMasahiro Mizuoka  
    5月 12th, 2022
    REPLY))

  2. ご無沙汰しております。

    ホームシアターを仕事にしている一人として、書かせていただきますが、
    既に趣味なホームシアターは激減、実用的な物になってると思います。
    そういう意味では斜陽産業に見えなくもないのですが、オートメーション化した
    高額かつ誰にでも扱えるシアター案件も結構あったりしますので、頑張っています(笑)

    業界人として脅威と感じているか?に関しては私個人は全く感じていないどころか、
    逆に良い影響があるのではないか?とさえ思っております。
    良いオーディオを聴かせてあげて、その人を開花させる感じみたいな。

    ホームシアターの良い所、それは好きなソフトを好きな時に見られる事ですね。
    いくらIMAXが凄かろうと、それが自分の見たい物でなければ・・・ですよね?
    映画には色々な物があって、私が好きな名画やアニメ作品はIMAXと相性が良いとは思えませんし(笑)
    それにホームシアターはライブ物のソフトを楽しむが最高なんですよ!
    自分が手塩にかけたスピーカーに映像を組み合わせる!

    若い人に私が手掛けたシアターを見せた時の反応は結構良いのですが、ネックはやはり経済的な事ですね。
    近所迷惑にならない為の工夫(=お金)が必要ですので。
    でも映画や音楽が好きで将来戸建てでも手に入れて、僕に仕事を依頼してくれないかぁと妄想しております
    (ってその頃にはお星さまでしょうけど)

    追伸

    ホームシアターファイルは季刊で残ってますよ。
    AVreviewと一緒になった感じですね(こちらは廃刊になりました)

    1F

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]