Date: 11月 28th, 2021
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ふりかえってみると、好きな音色のスピーカーにはHF1300が使われていた(その7)

グラハムオーディオのウェブサイトを、
そういえば、あるスピーカーの開発はどうなっているんだろうか……、と思い出すと、
アクセスしている。

今日も、LS5/1の復刻はどうなっているんだろうか、
発表されたのは2020年春だった。
2020年はコロナ禍で、いろんなことが影響を受けている。
LS5/1の復刻も例外ではないのだろう。

とはいえ一年半以上経つ。
そろそろ途中経過を知りたい。
なのでひさしぶりにグラハムオーディオのウェブサイトを見ていた。

そこにはLS5/1はなく、代りに、といっていいのだろうか、
LS8/1という新型スピーカーが表示されていた。

BBCモニターにLS8/1という型番のモデルはなかった。
いったいどんなスピーカーなのかというと、
サランネット付きの写真から、すぐにスペンドールのBCIIということがわかる。

フロントバッフルの写真を見ると、まさにBCIIの現代版(グラハムオーディオ版)である。
残念ながら、当然ともいうべきか、
トゥイーターにセレッションのHF1300は使われていない。

製造されていないユニットなのだからしかたない。
気になるのは、その音である。

そのことに関連しての興味深いことは、フロントバッフルにレベルコントロールの銘板に、
“Derek Hughes Signature Edition”とあることだ。

デレク・ヒューズは、スペンドールの創設者スペンサー・ヒューズの息子である。
デレク・ヒューズは、2003年からハーベスに参画していた。

ハーベスのHL Compact 7ES-3には、デレク・ヒューズも関っている。
ならばグラハムオーディオのLS8/1も期待できそうである。

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