新製品(マッキントッシュ MC3500・その6)
マッキントッシュからMC3500が新たに登場するということを知って、
まず確認したのはMC2301が製造中止になったのかどうか、である。
2008年に登場したMC2301のスペックはMC3500に、かなり近い。
どちらも管球式モノーラルパワーアンプで、
MC2301が出力が300Wに対して、MC3500は350Wである。
アピアランスはずいぶん違うが、価格的にも近いところになるであろう。
そうなると発表されて十年以上経っているMC2301は製造中止になってもおかしくない。
いまのところMC2301は現行製品扱いである。
別項で書いているように、MC2301は、いまでも聴いてみたいアンプである。
マッキントッシュのパワーアンプのなかで、MC2301にいちばん興味がある。
その理由も別項で書いているので、ここではさらっと触れておくが、
管球式であってもソリッドステートであっても、
これまでのマッキントッシュのアンプにはなかったコンストラクションを採用しているからだ。
重量バランスがとれているコンストラクションである。
だからこそ、いまでも聴いてみたいし、
できればマッキントッシュの他のアンプとの比較試聴もやってみたい。
けれどインターナショナルオーディオショウで実物を見たことはあるが、
音を聴くことはできなかった。
MC2301とMC3500、
その違いをオーディオ雑誌に期待しても、まぁ無理であろう。