Mahler: Lieder eines fahrenden Gesellen(その1)
マーラーの「さすらう若人の歌」。
1980年代後半のレコード芸術での「名曲名盤300」で、
このマーラーの「さすらう若人の歌」は、
フィッシャー=ディスカウとフルトヴェングラーのアルバムが、
ダントツの一位だったことをはっきりと憶えている。
二位、三位のアルバムもフィッシャー=ディスカウで、
二位はクーベリックの指揮で、三位はフルトヴェングラーだがライヴ録音である。
手元に本がないので確認のしようがないが、
選者全員が、一位のディスクを選んでいた。
しかも黒田先生は、フィッシャー=ディスカウとフルトヴェングラーのアルバムだけを選ばれていた。
一生に一度しか歌えない歌が、いかなる名歌手にもあるようだ──、
そんなことを書かれていた。
フィッシャー=ディスカウほどの名歌手でも、一生に一度の歌唱はあるのだろう。
この「さすらう若人の歌」も、MQA Studio(192kHz、24ビット)で、
e-onkyoで購入できる。
TIDALでも、MQA Studioで聴ける。