ステレオサウンドの表紙に感じること(その7)
昨年12月、別項「2020年をふりかえって」で、
ステレオサウンド 217号の表紙がひどい、と書いた。
いま219号が書店に並んでいる。
手に取ることはしていないが、その表紙を見て、おっ、とおもった。
いままでのステレオサウンド表紙とは、違ってきているからだ。
手放しで褒めたくなるほどではないが、
217号の表紙からすれば、ずいぶんとよくなってきた。
217号の表紙がひどすぎた、ともいえるのだが、
それでも、今後のステレオサウンドは、いままでの表紙とは違う路線で行くのかと、
少しは期待している。
それでも一言だけいわせてもらうならば、季節感がそこにはない。
ない、というよりも無視している、と感じた。
219号は夏号である。
私は219号の表紙をみて、秋号? と感じていた。
家具の選択、背景の選択などで、夏号らしいの印象は実現できたはずだ。
もう、そんなことを、いまの編集部は考えもしないのか。