Date: 4月 18th, 2021
Cate: Wilhelm Backhaus
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バックハウス「最後の演奏会」(その16)

(その15)で触れた、バックハウスのデッカ録音全集。
2019年6月にアナウンスされ、発売は2020年1月だった。

当初は39枚組の予定だったが、実際には38枚組で出ている。
内容に変更はない。
価格もさほど高くない。

2019年の時点では買うつもりだった。
なのに、買っていない。

2019年9月にメリディアンの218を導入して、
e-onkyoで買うことに夢中になっていて、
ころっと忘れていたこと、e-onkyoにけっこうお金を使ってしまったことなどが理由である。

バックハウスのデッカ録音全集で私がいちばん聴きたかったのは、
「最後の演奏会」である。

(その15)で書いているように、
この「最後の演奏会」に関しては、LPもCDも国内盤でしか聴いたことがない。
輸入盤(CD)が欲しくて探したけれど、見つけられなかった。

国内盤の音に特に不満を感じていなければ、
疑問も感じていなければ、輸入盤を欲しい(聴いてみたい)とは思わない。

けれど実際の「最後の演奏会」の国内盤CDの音は、
薄っぺらく、芯がないように感じていた。

ほぼ二年前のことを思い出したように続きを書いているのは、
TIDALで「最後の演奏会」(The Last Concert)を聴いたからだ。

TIDALとCDとでは試聴条件がけっこう違う。
デッカ録音全集は買っていないので、
国内盤と輸入盤という比較にはならないけれど、
やっぱり国内盤の音の印象は、国内盤だからのようだ。

TIDALで聴くバックハウスの「最後の演奏会」の音は、納得がいく。

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