Date: 1月 17th, 2021
Cate: ショウ雑感
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2021年ショウ雑感(その3)

オーディオショウでは、出展社のブースで、
オーディオ評論家が一時間ほど担当することが、当り前になっている。

ここ数年、オーディオ評論家に頼らずに、自社のスタッフだけで行っている会社も増えてきたが、
それでもオーディオ評論家を使うところは、まだ多い。

オーディオ評論家にとっても、オーディオショウは稼ぎ時である。
あちこちのブースから呼ばれているオーディオ評論家は、
いちおうは売れっ子ということなのだろう。
客が呼べるオーディオ評論家ということなのだろう。

そういう人は、一日いくつものブース(出展社)をまわる。
それたけ実入りが増える。

オーディオショウが昨年のようにほとんど行われないということは、
その分、収入が減る、ということである。

オーディオショウだけがなくなったわけではない。
オーディオ店に呼ばれることも、そうとうに減っているはずだ。

人が集まるところに呼ばれなくなる、
そういう機会がもとからなくなってしまっている。

昨年、オーディオマニアの友人と、
「オーディオ評論家も大変な一年だったね」という話をした。

今年もそうなりそうな気配が濃い。

オーディオ評論家は、いわば自由業と呼ばれる職種だ。
こういう状況がこれからも続いたり、
数年後に再び起ったりするのであれば、
オーディオ評論家を目指す人は、どれだけ現れるだろうか。

オーディオ雑誌の編集者から、オーディオ評論家に転身する人も、
予定を変更したり、あきらめたりしているのかもしれない。

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