Date: 5月 30th, 2020
Cate: 快感か幸福か
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快感か幸福か(秋葉原で感じたこと・その9)

トロフィー屋としか呼べないようなオーディオ店で、
オーディオ機器を購入する──。

そこで扱っているオーディオ機器は、ひじょうに高価なモノばかりで、
ケーブルにしてもひじょうに高価なモノばかりで、
ケーブルなどのアクセサリーを含めたシステム・トータルの価格は、
数千万円はあたりまえで、ときには一億円前後にもなる。

そういう、まさしくトロフィー屋でオーディオ機器を買う、
買える、ということは、優越感を満たしてくれるはず。

まして、そこの常連ともなれば、まさしく優越感がそうとうに満たされることだろう。
そのこと自体を否定するつもりは、さらさらない。

買える人は、どんどん買えばいい。
けれど、どれだけ優越感をえられたとしても、それは幸福とはいえないはずだ。
どこまでいっても、優越感は幸福にはつながらず、快感でしかない。

快感はどれだけ重ねようと、
どれだけエスカレートさせようと、快感でしかない。

快感を幸福と思える人ならば、それでいい。
けれど、そういう人はオーディオマニアではない。

少なくとも五味先生と同じオーディオマニアではない。
まるで別種のオーディオマニアなのかもしれない。

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