2020年ショウ雑感(その22)
4月、5月は書店にほとんど行かなかった。
近所の書店は早仕舞していたし、
ほとんど出掛けずに過ごしていたこともあって、
4月、5月発行のオーディオ雑誌は見ていない。
ステレオ 6月号の特集「巣ごもりオーディオ」も、
オーディオアクセサリー 177号の特集「こんな時は、自宅でオーディオ三昧」、
どちらも見ていない。
どんな内容になっているのか、ちょっとは興味があるけれど、
なんとなく書店から足が遠のいてしまっている。
ステレオ、オーディオアクセサリー以外の雑誌も見ていない。
オーディオ関係の雑誌から、これほど遠ざかったのは初めて、といえる。
離れてみて、オーディオ雑誌がなくても、オーディオは楽しい、という、
至極当り前のことを実感している。
おもしろいオーディオ雑誌を読みたい、という気持は依然としてあるけれど、
オーディオ雑誌から離れても、何が変ったのだろうか、という気持が強くなってもいる。
ほかの人はどうなんだろうか。
定期購読している人は、発売時期には自宅に送られてくるから、読んでいる、という人、
書店が買うという人のなかには、私と同じように序店から足が遠のいてしまった人もいることだろう。
こう状況下だからこそ、オーディオ雑誌があってよかった、という人、
オーディオ雑誌がなくても、何も変らなかった、と感じている人、
いろんな人がいるはずだ。
今年はオーディオショウのほとんどが中止になっている。
オーディオショウから離れた一年といえる。
これでインターナショナルオーディオショウが中止になれば、
ほぼオーディオショウは開催されなかった、ということになる。
オーディオショウから離れた一年は、
私にとってのオーディオ雑誌と同じように、特になくてもいいや、
なくてもオーディオは楽しい、と思う人が出てくることだろう。
そんなふうに感じてている人は、
誰のためのオーディオショウなのか、と考えるかもしれない。