MQAで聴けるピノックの平均律クラヴィーア曲集第一巻
トレヴァー・ピノックを、熱心に聴いていたとはいわないけれど、
周りに熱心に聴いている人がいたものだから、
その人のところに行くと、必ず、とはいわないものの、かなり頻繁にピノックの演奏は聴いていた。
指揮者でもあるし、鍵盤奏者でもあり、
ピノックがバッハのゴールドベルグ変奏曲、パルティータを録音していたのは知っていた。
知っていただけで聴いてはいない。
ピノックの熱心に聴いていた人のところでは、もっぱら指揮者ピノックの録音だった。
4月に、ピノックのチェンバロによるバッハの平均律クラヴィーア曲集が出る。
まだ録音していなかったのか、とまず思った。
そして思ったのは、MQAで配信されるのかな、だった。
平均律クラヴィーア曲集の録音を伝えるタワーレコードのサイトをスクロールしていくと、
国内盤はMQA-CDであることがわかる。
5月20日発売となっている。
自分のシステムでは、あまり熱心には、というよりも、
ほとんど聴いてこなかったピノックなのだが、
MQA-CDで、しかも平均律クラヴィーア曲集となると、
聴きたい、という気持がぐんと強くなる。
なんて単純な男だ、と思われてもかまわない。
MQAでチェンバロ、それもピノックの平均律クラヴィーアである。
わくわくした気持で、CDの発売を待つのもたのしい。