Date: 3月 8th, 2020
Cate: VUメーター
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VUメーターのこと(その20)

私がオーディオに興味を持ち始めた1970年代は、
メーター付きのアンプが、いまよりも多かった。

その当時は、なぜだろう、とは考えなかった。
その後、メーター付きのアンプが減ってきても、そんなことは考えなかった。

いまはちょっと考える。
なぜだったのか。

それは真空管アンプが、ほとんど市場からなくなった、
メーカー製の真空管アンプが非常に少なかったからなのではないか、と考える。

真空管アンプにあって、
トランジスターアンプにないものとはなにか。

ガラスという素材である。
真空管の多くはガラスのなかに電極がおさめられている。

真空管のまわりにはトランスがある。
トランスは金属のかたまりであり、
真空管、トランスはシャーシーの上に並ぶ。
シャーシーも、もちろん金属である。

真空管アンプ、
きちんといえば真空管のパワーアンプは、金属とガラスという異る素材がつねにあった。

トランジスターアンプになると、金属だけである。
でも、そこにメーターがついてくると、少し違ってくる。

メーターにはガラスもしくはアクリルが使われている。

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